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新春 連続写真集 2020-2021 [ 表紙女子プロ版 ]その1

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新春2月号の恒例企画としていたトッププロの連続写真集ですが、昨年は新型コロナウィルスによるツアー取材規制で撮影できずじまい。
そんな状況下でも表紙に出演を頂いた選手の皆様に撮影協力をお願いして可能な限りで連続写真を集めました。

題して「2020-2021 表紙女子プロ版」、女子ツアーをサポートする阿河 徹コーチによる解説を交えてお楽しみください。

※取材ロケーション、天候によってなど全ての表紙プロをカバーできていないことをご了承ください。


撮影=田中 宏幸、小林 司、高橋 淳司

解説・レッスン/阿河 徹
あが とおる。サンディエゴゴルフアカデミーやデーブ・ペルツショートゲームスクールで最新スイング理論を学び、数々のトッププロの指導を行うほか、東北高校ゴルフ部のコーチも務める。現在は、東京都世田谷区の井山ゴルフ練習場でレッスンを行っている他、NTT Docomoのゴルフアプリ「GOLFAI」開発も監修している。

永峰 咲希

左サイドの軸を意識して安定性アップ

打点がバラついてショットが曲がるミスに悩んでいる方は、永峰プロのフォローサイドをしっかりチェックしていただきたいです。
現在、永峰プロのスイングは左右のウエイトシフトとクラブローテーションが少なく安定性を重視。写真で分かる通り左サイドの軸にブレがないので、打点が非常に安定しています。
ウエイトシフトが大きかった以前のスイングから、見た目にもかなり進化しており結果、2020年日本女子プロ優勝にもつながったと推測できます。

打点がバラつきがちなゴルファーは要チェック!

体の中心より、やや左サイドに軸を意識してその場で回転している感覚で振ってみてください。

2021年の新春号はテーラーメイドの革命的新製品「SIM2」を手に登場してくれた同社のシンボルプレーヤーである永峰 咲希プロ。
日本女子プロ選手権ウィナーが3度目の表紙を飾ってくれました。

永峰 咲希(ながみね さき)、1995年4月28日生まれ、宮崎県出身、ニトリ所属。


撮影協力=UMKカントリークラブ

西村 優菜

自然体で効率良いベストスインガー

例えるなら「ザ・自然体」。
西村プロのスイングに対する私の印象は、この言葉に尽きます。
通常、バックスイングはダウンスイングへの反動をつけるために行うのが一般的で力みを感じるものですが、西村プロのそれは全く力みを感じさせません。オールドファン的に言うとフレッド・カプルスのようなスムーズさがありますね。
トップポジションで上げた右手の位置に身体を回転して持ってくるだけの印象。
そこから「せーの!」という感じでダウンスイングをスタートさせていることが伺えます。身体の回転だけでクラブを加速させる自然体かつ効率的な動きは、現代的ベストスインガーであると私は思っています。

西村 優菜(にしむら ゆな)、2000年8月4日生まれ、大阪府出身、フリー。

テークバックから力みがちな方は要チェック!

アドレスの状態から右腕を右肩背面に上げる。そのポジションに対して体を回転させていき、その場でフィニッシュまで回転させていく力みのない一連の動きを意識してお試しください。

2021年1月号に登場してくれたのは笑顔がトレードマークのプラチナ世代・西村 優菜プロ。
11月の樋口 久子三菱電機レディスで初優勝を挙げた直後の表紙撮影では、「2020-2021シーズンをトップ10で締め括りたい」と力強く目標を話してくれました。

西村 優菜(にしむら ゆな)、2000年8月4日生まれ、大阪府出身、フリー。


撮影協力=米原ゴルフ倶楽部

鈴木 愛

微動だにしない安定性が名手へのカギ

女子ツアー屈指のパッティング名手・鈴木 愛プロのストロークで参考になるのは、微動だにしない安定性です。
土台となる下半身には一切の動きがなく、ストローク後にも頭がしっかり残っています(ヘッドアップしない)。一連の安定性は、肩による“縦運動”でストロークしているからこそ実現できます。

鈴木プロがアライメントスティックを脇に挟んだストロークはツアー会場でよく見かけるお馴染みの練習光景ですが、皆さんがこの練習方法を真似るときに意識したいのは、ストローク中にスティックが身体の前後にブレないようにしてください。

距離感がイマイチなゴルファーは要チェック!

手先を使わず、肩の動きで縦運動のストロークを意識してください。鈴木プロはボールを“押しこむ”ようにインパクトしているそうですが、縦運動ストロークはヘッドを直線的に動かしやすく、フォローで方向性、距離感をコントロールできる“押しこむ”感覚に連動できます。

2020年コロナ禍の中で迎えた創刊100号。緊急事態宣言解除すぐ、という自粛ムードでキャスティングが難しい中、BUZZ GOLFの
記念号『コロナに負けるな!バウンスバック!』に花を添えてくれたのが2019年賞金女王・鈴木 愛プロでした。

鈴木 愛(すずき あい)、1994年5月9日生まれ、徳島県出身、セールスフォース所属。


撮影協力=ピンゴルフジャパン

稲見 萌寧

ハンドファーストのインパクトで安定した弾道を放つ

フェード気味の弾道を理想とするプレーヤーは、稲見プロのスイングが参考になります。

ポイントはドライバーであってもハンドファーストがキープされていること。

この写真をご覧いただければ、プレインパクトゾーンで稲見プロの手はクラブヘッドよりも飛球線方向にあることがわかります。
長い番手になればなるほど、クラブをリリースさせて走らせようと、ヘッドを前に先行させたくなるもの。ですが、クラブリリースはインパクト直後から起きるというイメージを持つことが、とくにフェーダーにマッチングすることは間違いありません。

引っ掛け気味のゴルファーは要チェック!

フェースターンは体の回転を先行させて行うようにイメージしてください。自然とハンドファーストのインパクトに繋がっていくはずです。昨今の大型ヘッドドライバーにおいて感覚的なリストターンは安定したフェース管理がしにくく、体の回転で実践するのが理想的です。

6月末アース・モンダミンカップで2020年ツアーの開幕が決まった2週前に心よく表紙撮影に協力してくれたのが稲見 萌寧プロ。自身2勝目を目標に臨んだツアーではスタンレーレディスで達成、イレギュラーな試合数の中、ツアー屈指のショットメーカーが魅せてくれました。

稲見萌寧(いなみ もね)、1999年7月29日生まれ、東京都出身、都築電気所属。


撮影協力=北谷津ゴルフガーデン

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